ドイツで6日、中道右派「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」と、中道左派「社会民主党(SPD)」の連立政権が発足した。2月の総選挙で首位になったCDU・CSUからフリードリヒ・メルツ氏が首相に就いた。7日には早速、フランスとポーランドを訪れて首脳会談を行い、欧州の結束強化に向けて始動する。
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連邦議会が首相を選ぶ6日の投票で、メルツ氏は1回目で過半数の賛成を得ることができず、戦後ドイツで初めてとなる再投票を経て首相に選ばれた。メルツ氏は6日夜のショルツ前首相からの引き継ぎ式で「(首相の)責任を謙虚に、しかし決意と自信を持って果たしていく」と述べた。
7日にはマクロン仏大統領とポーランドのトゥスク首相と会談し、外交を本格化させる。トランプ米政権による関税措置やロシアのウクライナ侵攻などをめぐって欧州一体としての対応が求められる中、連携を主導していく考えだ。
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